補聴器をつけたらどのくらい「きこえ」がよくなるの?

聴力や言葉の聞き取りの程度によって異なります主に日常会話が聞き取れる程度に補聴器を調整しますが、聴力によっては難しいこともあります。 難聴の程度によって、補聴器で補うことのできる調整には限界があるからです。また、言葉の聞き取りの能力の程度によっても、補聴器の効果は異なります。

周囲の人が補聴器を使っている人へ配慮することはありますか?

はい、ございます。 補聴器をつけたからといって「聴こえ」に困らない人々と同じになるわけではありませんので、①正面から話しかけるようにする、② 「ゆっくり」「はっきり」「区切って」話しをする、③ 周囲の雑音が少ないところで会話するといった周囲の方の配慮も必要です。

補聴器は買ったらすぐに聴こえるようになるのですか?

オーダーメイド補聴器は、初めから、使う方の聴力に合わせて作られていますが、既製品の補聴器は違います。使う方の聴力に合わせた調整を行なわなくてはなりません。調整は当店にて行ないます。調整がきちんと行なわれても、補聴器の音に順応するには期間がかかる方が多いですので、少しずつ新しい音に慣れていきましょう。

補聴器の寿命はどれくらいですか?

使用環境や状況によって大きく異なります。補聴器は精密機器ですので、汗や汚れによって故障しやすくなります。障害者総合支援法における耐用年数では5年と定められていますが、使用する環境や頻度により大きく異なります。

補聴器購入の出費を抑える制度はありますか?

大きく分けて①~③の3つの制度がございます。

①補聴器購入時の医療費控除

1.補聴器購入前に、補聴器相談医を受診し、問診・検査を受けます。

2.補聴器相談医が必要事項を記入した「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」を受け取ります。

3.「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」の宛先となる補聴器販売店で補聴器の試聴と検討後、補聴器を購入します。

  ※宛先は「認定補聴器専門店」および「認定補聴器技能者」です。

4.補聴器販売店で「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」の写しと補聴器購入費用の領収書を受け取ります。

5.当該年度の確定申告の際、医療費控除対象として申請し、保存します。

 ※補聴器の購入費用が、最終的に医療費控除として認められるかどうかの判断は、それぞれの地域の税務署の判断となります。

 ※国税庁のホームページ上では、「一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額」との記載があります。

②障害者総合支援法による補装具費支給制度

1.身体障害者手帳の取得

・お住まいの市区町村の役所内窓口(福祉課等)に相談します。

・指定病院の耳鼻咽喉科判定医の診察・検査を受けます。

・診断結果を役所内窓口へ提出し、身体障害者手帳の交付申請を行います。

・障害の程度に応じた等級の、身体障害者手帳が交付されます。

2.補聴器の支給

以下の書類を役所内窓口へ提出し、補聴器の支給申請を行います。

1. 申請書 (市区町村の役所内窓口で受け取ります)

2. 意見書 (指定病院の判定医から受け取ります)

3. 補聴器の見積書 (障害者総合支援法取扱の補聴器販売店から受け取ります)

判定の結果、給付の許可がおりれば補装具費支給券が支給されます。

補装具費支給券を障害者総合支援法取扱の補聴器販売店に持参し、補聴器を受け取ります。

※自己負担額は、原則一律1割負担。所得によっては例外もあります。

③軽度・中等度難聴児への補聴器購入助成制度

 身体障害者手帳の交付対象とならない比較的軽度の難聴の方々には、近年、18歳未満の児童に対して言語発達の機会を損なわないよう補聴器購入費用の一部を助成する「中等度難聴児発達支援事業」が全国的に広まってきています。お住まいの市区町村の役所内窓口(福祉課等)へご相談ください。

 

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